エンジニアの血が騒いだので興味本位でやってみました。
それではやってみた方法と結果を淡々と紹介します。
検証につかった5種類のパラメータ
1.正しいもの
?utm_source=targetmail&utm_medium=email&utm_campaign=20210803_test
比較対象のため絶対正しい正解パターンです。
2.パラメータの中身を変えたもの
?utm_source=target&utm_medium=email&utm_campaign=20210803_test
ただパラメータの内容を変えた正しいものです。
記述としては間違っていないですが、何か言われるとしたら組織のルールで文字列が決まっていた時は集計に影響が出るので小言は言われると思います。
3.パラメータの1文字を間違えたもの
?utm_source=targetmail&utm_medium=email&utm_campain=20210803_test
明らかに間違えると影響の出る部分を変えてみました。本当は「 utm_campaign 」が正しいのですが、gが無いスペルミスパターンです。※先日実際にあった。
4.全部＆で繋げたもの
&utm_source=targetmail&utm_medium=email&utm_campaign=20210803_test
&(アンパサンド)で繋げてみました。マーケ始めたばかりでよくわかっていない時にやらかしたことがあります。
5.？を2つにしたもの
?utm_source=targetmail?utm_medium=email&utm_campaign=20210803_test
これは正直どうなるか全然予想できないのですが、やってみました。
検証結果
結果はこんな感じでした。
4つ目の&で繋げたものは、ページが表示できずに404になってしまいました。
△の箇所についてはこの後なぜそのように評価したか説明します。
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検証対象 |
ページの表示ができるか |
GAのキャンペーンに表示されるか |
|---|---|---|
|
1.正しいもの |
○ |
○ |
|
2.パラメータの中身を変えたもの |
○ |
○ |
|
3.パラメータの1文字を間違えたもの |
○ |
× |
|
4.全部&で繋げたもの |
× |
× |
|
5.?を2つにしたもの |
○ |
△ |
GA上の表示
 |
集客>キャンペーン>すべてのキャンペーンのキャプチャ |
46と入っているURLを使って検証したのですが、上記でわかることは、3と4のパターンは普通のページではなく別物としてカウントされてしまいました。
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| 集客>キャンペーン>すべてのキャンペーンのキャプチャ |
こっちがキャンペーンの表示です。「 5.?を2つにしたもの」が2つ目に表示されたものですが、参照元の中にメディアが丸め込まれてしまっていたので、△としました。?を2個連続して使うと後続の文字列が丸め込まれるのは知らなかった…
?や＆が必要な理由
たまに聞かれるのですが、マーケの人には概念的にわかってもらえれば良いと考えているので、大体こんな説明をしています。
?：ここからURLパラメータですよと教えてあげる記号
&：前のパラメータと違う意味のパラメータですよと区切るための記号
？を2個使うと検証した時のように丸め込まれちゃうので、だから＆も必要なんだよと言えばわかりやすいかもしれないです。
ちゃんと理解したい人向けの参考ページはこちら
補足：パラメータの指定する順番は関係ない
ヘルプには以下の記述があったため、気にしなくて大丈夫です。ただし大文字と小文字は別物になるため注意が必要です。
カスタム URL でキャンペーン データを収集する"
引用元 https://support.google.com/analytics/answer/1033863
まとめ
404はどうしようもありませんが、他は何かしらデータとして残ります。
手間はかかりますが、間違えてしまっても何とか計測はできるため、もしこういった間違えに遭遇しても焦らず集計しましょう。
キャンペーンとトラフィックソースのパラメータに基づいて、ディメンション値がどのように決定されるかを示すフローチャートも見つけたので、興味のある方は読んでみてください。